どうなる極楽湯?
以下は先日のニュース。
極楽湯ホールディングス<2340>が窮地に立たされている。
2021年3月期の売上高が前期比27.8%減の105億4,700万円となり、15億4,600万円の営業損失を計上&30億8,100万円の純損失を計上。純資産額は2020年3月期の39億6,600万円から13億3,000万円となって66.5%がコロナ禍で蒸発。自己資本比率は16.5%から5.5%まで急降下しており、債務超過寸前の危険水域に追い込まれている。
上記ニュースで止まっていれば黄色信号でしたが、続報として「新型コロナウイルス禍に伴う経営不振で債務超過が確認された」とありました。要は『今の状態だと全ての資産を売却しても赤字』ということ。
当たり前ですが、こんな状態では上場廃止になってしまいます。
そして、この債務超過が2024年3月31日までに解消されないと駄目というタイムリミットも提示されている赤信号状態。
万が一極楽湯HDが上場廃止になれば株価がどうなるのか?という想定は以下の記事が分かりやすいです。
結論から言うと、株が売れない状態になる&減資によって株価が0円(紙切れ)になるので、株ホルダーとしてそれだけは避けて欲しい。
というわけで株主といえど優待廃止は納得の一手と思うんですよね。ちなみに極楽湯は同施設の無料券を優待で振る舞っています。
というわけで
・優待廃止
・株が紙切れ
という苦渋の選択を株主は受け入れる必要がありますが、個人的には優待廃止で収益を改善してもらいたいところ。
落ちに落ちている株価に止めを刺す可能性がありますが...。